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妖女な幼女【完結】
第2章 アクシデント&ハプニング
アクシデント&ハプニング



S氏はユキコが戻ってくる間、一服しながらコンビニの外で待っていると、下校時だけに中高生が引っ切り無しだった。


”さすがにこの時間帯は、子供たちが店内に吸いこまれるようだわ(苦笑)。こっちの店も、こうありたいがしょせん無理だよな、ハハハ…”


S氏のすぐ脇でも、先ほどのユキコとほぼ同年代の少女3人がアイスクリームを食べてながら、スマホ片手にはしゃいでいる…。
そうこうしていると、ユキコが小走りして、店の外に出てきたのだが…。


「ああ、おじさん…、お待た…、ワー、ギャー!!」


「ユキコちゃん!」


何と、ユキコは店の扉を開けて出てきた途端、絶叫とともに、その場に倒れ込んでしまったのだ…。


***



「キミ、どうしたんだ!大丈夫か…?」


S氏は咄嗟に煙草を消して、ユキコの元に駆け付けると、そのまましゃがみこみ、両手でユキコの体を抱え込んだ。


「ううっ…、ううっ…」


ユキコは両目をぱちくりさせ、体を小刻みに痙攣させていた。


「あー、あれ、ユキコだ!」


「ユキコー、どうしたの!」


アイスを食べていた3人組はどうやら、ユキコの同級生のようだった。
3人はすぐにユキコとS氏に寄っていった。



***



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