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第4章 恋心

彼が結婚していることまで考えてもいなかった。
ショックだった

そして、彼は
「気をもたせるような行動をとってしまい、ごめんなさい」と謝った

「違います。私が勝手に好きになっただけだから」

「世話になっていながらこんなこと言ってごめんなさい。今日で本当に最後にしてもらって良いですか？」

「わかりました。
でも、困ったら時は必ず来てください。
最後に一つだけワガママ言っても良いですか？」
手を彼の前に……
彼は黙って手を繋いでくれた

私が寝たら彼は帰るような気がして、手を繋いでもらっても眠れなかった
いつしか彼の温もりに安心して寝ていた
目を覚ますと彼はいなかった