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瑠璃色
第12章 瑠璃色の中へ…


コトッ…

「…?」
「これっ…誕生日のプレゼント!」

「開けてもいい?…ヘヘヘッ、何だろう…」
「気に入ってくれたらいいけどなっ」

「えっ?…お月…さまっ?」
「うんっ…月の土地…買ったんだ…」

「月?…月の土地?? えっ…何、それ?」
「知らなかっただろ? ハハハッ…
俺も全然知らなくて…だけど、瑠璃にはピッタリの
プレゼントかなってな!」

「すごい、すごい! うわーっ…月の地図もある…
オーナー…カード?権利書?…何これ、すっごい楽し
いっ!夢があるよねー…フフフッ
直人さん…素敵なプレゼント、ありがとう…」

「俺、前にも話したと思うけどさ…
いつか、まだまだ何十年も先だろうけど、民間人も
月旅行が出来る日が、きっと来る…
その時、俺は、綺麗に広がる瑠璃色の中で、瑠璃の事
抱きしめたい…そして、俺達二人の、月の土地を探そ
う!この地図を持ってさ…」

「クスクスッ…私も、本当の…本物の瑠璃色を見たい…
直人さんと一緒に。
そして、瑠璃色の中で、永遠の愛を誓いたい//////
その時は、やっぱりおじいちゃんとおばあちゃんだろ
うけどね…長生きしなきゃ!
直人さんと、本当に行けたらいいなぁ…」

「あぁ…きっと行ける!二人で一緒に行こうな!!」




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