この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
リップ・エレクト【完結】
第4章 二人三脚で再び
二人三脚で再び



その二日後…、トシヤは職場へ復帰した。
指示通り、通常より30分ほど早く出社し、中原課長との申し合わせを持った。


「課長、この度は多大なご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。謹慎期間は大変有意義に過ごさせていただきました。今後とも、本PT、よろしくお願いします!」


まずはこう反省の弁を述べ、立ったまま頭を下げた。


「いい顔で戻って来たわね、風間君。まあ、座って。一昨日のB子ちゃんからの連絡は私の指示だから。あの子があなたに告げたことは、私が伝えておきたかったことだと承知しておいて」


「課長…、じゃあ…!」


「うん…。とにかくレジェンヌのPTはあなたのカムバックと同時に即加速するわ。まず、新体制の北九州に飛んで。前回の仕切り直しを思いっきり、担当部署に持ちこんできなさい。手法は今まで通りで構わない。そうね、明後日から一泊でどう?」


「ええ、大丈夫です。各支社のHPはむしろ謹慎中の方がじっくり注視できましたから。即、対応取れます」


「そう。それじゃあ、この五日間の動きをざっとね…」


「はい…、あっ、その前にB子ちゃんに頼んだ僕からの伝言なんですが…」


「ああ…、”あれ”なら承知よ。今のあなたと私なら、あのくらいのシグナルは互いにツーカーでしょう?」


ここでアキは、何ともさわやかな笑顔を浮かべた。
それはトシヤに向けて…。


もっとも、いきなりなこのスマイル光線で、さっそくトシヤの下半身は敏感に反応してしまい、困った症状は相変わらずだったが…。
が、しかし…。
彼の体は”反応”しても、彼女に向きあう気持ちという目は、以前と違っていたのだ。


この日、中原アキと風間トシヤの二人三脚のひもは、さらに強く結ばれることとなった…。


***


/52ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ