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寵愛の小鳥
第6章 目隠しの小鳥
「うん…?え…何??何も…見えない…??」

うっすらと目を開けたはずなのに、
視界が塞がれていて、
自分が何処で何をしていたのか、
混乱して思い出せない。

身体に何か触れてる気がして、
ビクッと肩を揺らしたが、
その何かは、変わらずに私に触れ続けている。

手、だと思うそれは、怖いけど、
何故か嫌悪感を抱かなくて、
震えながらじっと固まってしまう。

肌にあたる空気はひんやりしてて、外だと思った。

この人は誰なのか、わかんないけど、
むやみやたらに動いて刃物とか持ってたら怖い。


なんでこんな事になってるんだろ…


えと、私は、たしかお兄ちゃんと出かけて、それで…

「…あの、お兄ちゃんは、無事…ですか…?」

よくわからないまま、よくわからない人に尋ねてる自分に、変な気持ちになった。
相手がピクッと動いたのを感じた。

「無事、なの?」

今度は、もう少し低い声で聞いたら、
頭をポンっと触られた。
きっと、無事、って事なのかな……

「えっと、あの、やめて、ください」

濡れた何かを持った誰かの手が、私の体を撫でていく。
急に怖さと恥ずかしさが涌き出て身をよじると男の人の腕が体を固定して布をさらに体に当ててくる。
器用に片手で腕を纏められているけれど、
頑張れば抜け出せる…?

「んっ…つめたいっ…や、やめっ…」

混乱しながらそんな事を考えていると、
私のワンピースはまた男の人に濡らされ続ける。

優しく撫でられると、
冷たさがじんわり身体に染みて、
くすぐったい。

「ひぁっ」

脇腹に水が染みた時、口から出たのは自分でもびっくりする声。
(へ…今の、私の、声…?)
固まっていても、その手は止まらなかった。

「んっ…ひゃっ、ゃめっ、ふぁっ」

むしろ、どんどん身体を水浸しにされて、
腰、脇腹、肩とまできて、胸にきた。

「そっ、そこはっ…!」

さすがに嫌で抵抗するけど、
がっしりした人なのか、びくともしない。

「つっ…つめたっ…いっ…」
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