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夏だ!裸島へ行こう!
第4章 自称小5ミミ(VS高3タカヤ)
さて前置きはこれくらいにして、今回、ミミはある種の実験を試みた。
<この裸島で、1日じゅうふらふらと歩いていたら、何人の男子にエロされるか?>
実験は、港を出発する船の時点からスタートする。

なお、ミミ本人は、正真正銘の処女である。
このアラカン…もとい、この歳になるまで、男子とセックスどころか、エロいことをされたことが一度もない。
なにせ、この小5みたいな、外見と、舌足らずな言葉遣いである。
男子はみな内心ロリコンだが、非合法だと思ってリアルには手を出してこない。イエスロリコン、ノータッチという、男子の矜持(きょうじ)である。

今回、裸島という形で中高生のセックスが夏休み期間中に限り、合法化された。
男子たちの性欲は、限定的にではあるが解放されて、相当に緩んでると見た。
小学5年生にも手を出してくるに違いない、と見た。

いや、実験と銘打っているが、ミミの本音は
「一度でいいから、死ぬまでには、男子とエロがしたい、セックスしたい」
である。

港の午前9時半。出航まで30分。
船のスタッフ一同が、乗船した。その中に、ミミもいた。
みなミミを見ると、さっと左右に分かれ最敬礼。全員、ミミの配下および雇われ人たちである。
裸島へ行く船は、ミミの運営下では3か所の港から出航する。ミミは、そのうち、島まで3時間の船を選んだ。あまり長いとだれるし、あまり短いとエロいことを楽しめないから。
「えっへん。えー、皆の者?いまから裸島に着くまで、あたしのやることなすことを見ても、一切無視すること!いいですかぁ~?無視ですよぉ~?無視ですよぉ~?」
みな、固まっている。
ちなみに、スタッフ全員、乗船時に例の特製ピルを食べているが、ミミは食べていない。
「もう、生理ほとんどないし、妊娠しないはずぅ~」
と思っているらしかった。いや、素人判断では本当に閉経しているかどうか、不明なのが普通で…。
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