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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第4章 【第四話】魔王のお食事とセラフィーナの嫉妬
 全裸のルードヴィグに対して、まだワンピースが腰の辺りにまとわりついたままのセラフィーナは、段々とワンピースがうっとうしくなってきた。下着も中途半端に外されたままだった。

「ルード、脱ぎたいの」
「脱がしてやる」

 ルードヴィグはセラフィーナのワンピースと下着を取ると、お互い、一糸まとわぬ姿になった。
 セラフィーナはルードヴィグに身体を寄せた。

「ね、ルード、美味しい?」
「あぁ、今までで最高のごちそうだ」
「私のこと、いっぱい食べてね」

 繋がったまま、二人は裸で抱き合っていた。
 そして、ルードヴィグは食事をするかのようにセラフィーナの唇を貪っていた。赤い唇がますます紅くなり、腫れぼったくなってくる。
 それでも、ルードヴィグもセラフィーナもキスを止めなかった。

 ルードヴィグはこの行為が食事だと言ったが、セラフィーナもなんとなく分かったような気がした。
 ルードヴィグとのキスは、甘くて美味しい。止まらない。
 唇が重なる度、舌が絡む度、心が充足していく。

「ルード、好き」
「セラ……」
「キスがこんなに美味しいなんて、知らなかったわ」
「セラとのキスは、特に美味しいな」

 互いの唾液が交じり合い、どちらのものか分からなくなっていた。

「キスもいいが」

 ルードヴィグはセラフィーナの唇から離し、耳元で囁いた。

「下のお口もかわいがってあげないとな」
「ルードっ!」

 ルードヴィグは指を伸ばし、セラフィーナの敏感な粒を捏ねた。

「ぁっ、ぁぁんっ」

 ルードヴィグの指の動きに合わせて、セラフィーナの腰が踊る。
 セラフィーナはルードヴィグの首に腕を絡ませ、腰を揺らした。

「あぁ、すごく気持ちがいいな」

 ルードヴィグはセラフィーナの唇を貪りながら、腰を突き上げた。
 ようやくナカの痛みが引いてきたセラフィーナだったが、ルードヴィグのその動きは刺激が強すぎた。
 しかもルードヴィグはセラフィーナの胸もかわいがり始め、セラフィーナは初めての刺激ばかりでおかしくなりそうだった。

「セラ」

 ルードヴィグの低い声が耳元で響く。
 セラフィーナは応えたくても口を開くと嬌声しか出てこない。

「ぁっ、ぁんっ」
「気持ちいいのか? 俺も気持ちがいい」
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