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瀬音とボクとよしみくん
第37章 おまけ④ 里見ミツハの場合▽
「えっ?」


私は、二人を呼び止める。
何故か、もったいないって一瞬思ってしまった。


こんなシチュエーション二度とない。


「やっぱり、続けて……」


「え、でも……」


「いいから。続けなさい」


「やだよ」


「続けないと、ママに言いつけるよ」


「え? やだよ、だって……ん、ちょ、歩くんっ?」


お友達の歩くんは、黙っていきなり翼にキスをする。


うわっ、きもっ。


自分で言っといてなんだけど、きもすぎる。


弟が、男の子とキスしている姿を見るなんて。


ちょっとちょっと……


歩くんのキスはだんだんと激しくなっていく。


マジか、この二人。


いつもこんなことを?


最近の○学生ってこうなの?
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