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瀬音とボクとよしみくん
第41章 あの日、あの時
そうだ、今、思い出した。
良実くんが転校していったあの日、確かに良実くんから電話がかかって来た。
でも、ボクは出られなかった。
だから、伝言で「いつもの場所で待ってる」って。
なんで、今の今まで忘れていたんだろう。
それは、ヨシミちゃんの夢と混同していたからかもしれない。
いつもの場所って
いつも遊んでいる場所ってこと?
ここ
秘密の場所、じゃなかったんだ。
ボクはずっと、ここで良実くんを待っていた。
でも、あの日、良実くんが現れることはなかった。
そうだ、いつも遊んでいたのは……
ゲームセンター……
だったんだ。
だから、会えるはずない。
……そんな、もしも、ボクが
ボクが勘違いしなければぁああ
「あぁあん……」
恐怖と、後悔と、悲しみの中
ボクはふたたび号泣した。
良実くんが転校していったあの日、確かに良実くんから電話がかかって来た。
でも、ボクは出られなかった。
だから、伝言で「いつもの場所で待ってる」って。
なんで、今の今まで忘れていたんだろう。
それは、ヨシミちゃんの夢と混同していたからかもしれない。
いつもの場所って
いつも遊んでいる場所ってこと?
ここ
秘密の場所、じゃなかったんだ。
ボクはずっと、ここで良実くんを待っていた。
でも、あの日、良実くんが現れることはなかった。
そうだ、いつも遊んでいたのは……
ゲームセンター……
だったんだ。
だから、会えるはずない。
……そんな、もしも、ボクが
ボクが勘違いしなければぁああ
「あぁあん……」
恐怖と、後悔と、悲しみの中
ボクはふたたび号泣した。