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第4章 素直な心

『ま････とにかく、もう少し



てか・・・しばらくは気をつけな』




オレは少しめんどくさくなって
カンナに吐き捨てた





『うん・・・』





『・・・』







『あの・・・ね、この間の人は

中学の先輩なの・・・』






『・・・』




〃へぇ・・・〃







『まさか…見られてたなんて
思わなかったけどね・・・(笑)

久しぶりに会って、つい
色々話してたんだ・・・』






『・・・じゃぁ、ソイツがダメなら

その…好きなヤツにでもさ････』







『滝川くん・・・(笑)

好きな人は････私が…好きなだけだもん』





『・・・。

ま････それも、そうか

てか・・・付き合えば良くね？』






『用心棒のために？(笑)

あははっ・・・なによ、それ』






『や・・・べつに、そういうんじゃ

ないけどさ・・・』







『ふふ・・・～～』





カンナが…少し

さみしそうに笑った






『？・・・なに』






『滝川くん・・・好きな子いるの？』






『は・・・？』







『〃片想い〃ってさ・・・楽しいけど

やっぱり・・・寂しいよね』






『・・・』






寂しげなカンナを見ているのが

なんか複雑で・・・






いや・・・ちがう






なんかオレは

カンナの口から

そんな話を聞くのが






なんか・・・辛かった