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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第5章 素顔の君
『ふふっ・・・滝川くんっ?おはよう!!
朝から何ニヤニヤしてるのっ???』
・・・ハッ
っとして我に返る?
でもって
なんとなく
オレは本能的に
〃ギクッ〃とした
オタク雑誌眺めて
今やすっかり馴れ馴れしく(?)
オレの前に身を乗り出すのは
・・・タクミ。
『・・・』
男がさ
女々しい事を言うのは御免だけど?
こういう時って
どうすんのがベストなんだろうね?
馴れ馴れしい
うっとおしい
そう言いつつも
この頃オレは
オレなりに
タクミの事を
仲間だと認識してたと思うから
カンナを好きだと言っていたタクミを前に
カンナ自身の気持ちはともかく
気まずさや
後ろめたさ
そんな気持ちが
ないはずはなかった
『ぁ・・・タクミ』
自惚れではないけど
コイツをライバル…とは
呼ばない(思えない(笑))ぜ?
ただ
こういう時
何て伝えるのがベストなんだろうな
わからなかった。
は・・・?いやいや
って言うかさ
なんでオレが
タクミなんか気にかけなきゃなんないワケ?
ないない・・・まったくない
タクミだぜ?!
知るかよバーカ(笑)
・・・なんて
ループしていて
タクミには言えなかった