この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第5章 素顔の君
『もう……いいって

やめろよカンナ・・・』




照れるじゃんかよ・・・





『ふふ・・・本当にそう思ってただけ』






『~~~それが、本当だとしてさ

お前・・・なんで

お前みたいなヤツこそ、なんで

アイツらに好き勝手やらせて

だまってたんだよ・・・』





『・・・』



カンナの表情が、曇った





『気にして・・・なかったから』






『ウソつけ・・・』







『私は・・・ケイゴみたいに

つよくない・・・それだけ』







『~~・・・』




なんで、オレに言ってくれなかったんだ


と、言いかけて止めた




言えなくしていたのは

オレだと思うから






『ケイゴとの事…あの子たちに

他の誰にでも

とやかく言われたくなかった』






『カンナ・・・』






『何を言われても、どうでもいい

そう思った……だから

ムキになったり、弁解したり

何も言いたくなかったの

そうしてる……堂々としてる

〃つもり〃だったの

ケイゴみたいに・・・してるつもり』






『・・・』






『でも、できなかった……

ケイゴがモテる事は知っていたよ

だから・・・なんとなく、どうしても

そういう人の視線を恐がってたの私』






『・・・』






『それでも、あたし

ケイゴが好きだから・・・

下手な事言って波風が立ったり

そういうの……こわかった

何より……ケイゴとのことを

誰にも、とやかく言われたくなかった

こわされたく・・・なかったの』






『・・・』





『本当は・・・悔しかったの

私はケイゴとは似合わないとか

そういう陰口やヤジが

すごく・・・悔しかったの

どうして、そんなこと

言われなくちゃないけないの、って』









カンナの……傷付いた気持ち

オレが言うのってすごくおかしいけど



オレが……誰よりも

わかる気がしたんだ
/870ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ