この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第6章 夢をみる・・・
コンコン………
『二人とも~~ごはんよ♪』
カンナのお母さんが呼びにくる
『ぁ、おばさん
オレそろそろ帰ります
すんません』
『ケイゴくん、良かったら
お夕飯、食べていらっしゃいよ』
『ゃ・・・でも』
『大したものないけど♪
あ・・・お父さんなら
今日は遅くなるから大丈夫よ(笑)』
『・・・(苦笑)』
中々、お察しの良いお母さんだ
可愛い食器に
控え目な小さい器で細々と
ちゃんと盛り付けられた食卓
ドカ盛りの皿とか
男くささとか一切ない(笑)
またまたうちとは大違いだ
『いただきます』
『ママみて!ケイゴかんごふさん!』
例のミニ姉妹が
まだ人形振り回してた(笑)
『あらあら、~~良かったねユウナ
もう壊したらダメよ?
・・・~~でも、ケイゴくん?
これ本当に・・・
ケイゴくんが直してくれたの?』
なんか・・・はぁ~って
ため息もらすような顔してる
カンナのお母さん
『?・・・』
『〃器用〃ねぇ~~
カンナよりうんと上手よ?
お姉ちゃんとかいるのかしら?』
『いや?・・・うち女いないっす』
『ね、お母さん?あたしも思ったの
ケイゴって手先が器用だよね』
『テキトーに……直しただけっすよ?』
お宅のチビスケがギャン泣きするから
それはそれは大慌てでね(笑)
『へぇ~~?おばさん感心しちゃった』
『お母さんも思うでしょ??
ケイゴ手に職つけるとか、なんか
専門職についたらいいのに・・・♪』
『なんだそれ・・・(笑)』
カンナの家族にふれあって
よそのうちの文化……
女の子の文化を知るのも
中々に色んな刺激があった