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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第6章 夢をみる・・・
公園にチャリを置いて

オレたちは祭をやってる河川敷に向かう




『ぁ・・・なんか人増えてきたね♪』



夕日が沈みかけて一番綺麗な夏空

カンナの手をとって

ゆっくりと歩く




『浴衣、違う色だな』



『?・・・うん・・・変かな?』



『いや・・・可愛い』





カンナは本当にひまわりが好きだ




この間の花火の時とは

また違う雰囲気だけど



浴衣は同じ

ひまわりの柄だった





『ケイゴお腹すいたね♪』



『おぅ、なんか食おうぜ

焼きそば・・・~~じゃがバターいくか♪』







地元らしい祭って感じの祭



のんびりと歩くのは

なんとなく心地よかった






「お♪おねえちゃん可愛いね

見てって、見てって~~」




『ぇ・・・ぁ、はい』




にぎわう出店の呼び込みに

人の良いカンナは

ついつい、呼び止められて

律儀に店に立ち寄る





・・・キリがない(笑)





『カンナ~~?(笑)』





『ぁ・・・』





一軒だけ



カンナが自分から

足を止めた店があった






・・・なんかアクセサリーとか

じゃらじゃら置いてある






・・・んなモン

街に出たら

腐る程あるじゃんか




と・・・言いかけたけど





オレは一緒になって止まっていた





カンナの視線の先に




黄色い大きな

ひまわりの

髪飾りがあったから








『~~つけたら?』




『ぇ・・・あ・・・見てただけ』






『♪・・・浴衣と合ってるじゃん』






『ぃ・・・いいったら』







『買ってやるよ♪

~すいません・・・コレください』







カンナを無視して

ひまわりの飾りを買って



カンナの

少し色っぽくアップしてある

髪の毛に

そっとつけてみた





『可愛いじゃん・・・♪』





『けぇご・・・』





『~~♪・・・』






『ありがとう・・・大切にする』





『・・・』





眩しかった・・・





辺りは薄暗いはずなのに





カンナの笑顔と・・・ひまわりは


まるで仲良しのように


眩しかった
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