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第1章 幼く・・・儚く

『もしもし？～あぁ…ＯＫ～』



せっかくの夏休み・・・



そりゃオレだって？
学生とは言え遊び盛りだから？




真面目に(？)社会勉強(？)も良いけど





部活？…宿題？


カンベンしてよ




そんなのかったるくて
やってらんないよ




仲間に誘われりゃ
遊びにだって繰り出すさ







この頃は
未成年の酒だのタバコだの、って


今(現代)ほど規制も
うるさくなかったからね


そりゃ…多少は？


飲みに行ったり
合コンちっくなモノに顔を出したり？




別にイキがってた訳じゃないけどさ



そういう遊びを覚える頃であって



そんなん〃フツー〃だ
と思ってたからね





そういう方が・・・そんくらいのが


それ(年齢)らしい



くらいに



当時のオレは思ってたから。












調度イイ頃合い・・・



オヤ(母親)も
まだ帰って来ないし


うるさいこと言われないうちに


さっさと出かけて
仲間と落ち合うとしよう








『あち・・・』





日が沈みかけても中々暑い



ま、夏だから？仕方ないけど






コンビニに寄って
キンキンに冷えたコーラを買う











『おっ♪滝川ぁ～～～～！！！』







『・・・』





は・・・？










『買い食い発見～～♪

い～けないんだ♪いけねんだぁ～～♪』








やたら軽いノリで

馴れ馴れしく・・・




後ろからオレをド突いてきた






ジャージにサンダル

いかにも近所のヤツって感じの






この・・・



サルみてーな



クソガキは・・・誰だ？