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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第6章 夢をみる・・・
『はいはい・・・すぐに♪

ほら、あなたたち~~・・・』





『ぁ・・・おばさん

オレ、本当に大丈夫なんで

このまま帰ります』






『ぇ・・・でも…~~』





ずぶ濡れのオレを見て

カンナのお母さんは本気で心配そうに

すまなそうに見上げる










『私が……車で送っていくから

はやく・・・乗りなさい・・・君

風邪ひくといけない』












は・・・・・・へ・・・?







『む…娘が・・・迷惑をかけて

すまなかったね・・・君』








『・・・~~』








ちょっと……モジモジっと


ボソボソっとオレに言うのは





沸騰の冷めた


カンナのお父さん・・・







・・・(笑)





あの雷オヤジが



〃キサマ〃と言う名の

〃このオレ〃を・・・(笑)




初めて人間扱いしたぞ?




(笑)




ウチ・・・女の兄弟いないから

わかんないけどさオレ





このオヤジさんて





娘のことが




カンナの事が


本当に大事過ぎて




大好きなだけで




普通の・・・良いお父さんなんだろうな





話せばわかってくれるみたいだし


(※〃話せれば〃の話だけどね)



(笑)








へぇ・・・なんか




案外かわいいオヤジさんかもね







とか思って








『クス・・・ほんとに、大丈夫です

ありがとうございます』






『カンナを・・・助けてくれて

ありがとう・・・

怒鳴ってしまって、すまなかった』







『いえ・・・帰り…遅くなって

ほんとすんませんでしたっ・・・

~~それから・・・出かける時は

ケガとかさせないように

ほんとに、これからも気をつけますから

・・・~~それじゃ、失礼します!』





オレは一方的に会話を切り

両親に会釈して

カンナに軽く手を振ると





余計な〃ボロ〃が

出ないうちに・・・と





今度こそ



さっさと?








逃亡した・・・(笑)
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