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第7章 過酷な試練

∥薬∥・・・ってさ・・・




・・・そういう薬？









見舞いに行くオレは

ようやく、って言うように

その現状を…知っていく。





受け入れられなかっただけなのかな…






風邪だ、なんだ、じゃあるましい


そりゃ


飲み薬でケロっ・・・ってことは


ないんだな。






考えれば・・・わかること




考えずとも・・・わかること。






治療の始まったカンナは

度々、熱を出しては

ほとんど起き上がれなかったり




それは…徐々に


その過酷さを


オレに見せつけてきた。





そして・・・なにより、それは




カンナの容姿に

変化をもたらした。






ｺﾝｺﾝ・・・ガララ





『カンナ？・・・』




当たり前みたいに

病室に顔を出したある日のこと







『ぉ……お母さっ・・・ぁ

・・・

・・・・・・けぇご……♪』






オレに気付いて

咄嗟に笑顔で出迎えてくれたカンナ



だけど・・・








一瞬・・・咄嗟に

お母さんを呼んだカンナ




きっと待ってたんだな





そう思ったオレは、少し苦笑いする






体調…今日は良さそうじゃんカンナ