この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第8章 大丈夫だよ・・・。
そう、一言だけ言って…
カンナが落ち着くのを待って
オレは病室を後にした。
∥『オレが・・・治してやる』∥
えらく・・・無責任な事を
よくも、ここまで
無責任な事を言ったものだ・・・
そんな罪悪感に包まれながらも
オレは…なんとも言えない
メラメラした思いに
少し手が汗ばんでいた
どんなに前向きでも
一度たりとも
弱音を吐かなくても
突然、襲いかかった病に
怯えるカンナ・・・
そんなカンナを抱きしめて
ただ、気休めみたいな事を
言いたかっただけだろうか・・・
そう思われても無理はない
べつに・・・ウソじゃない。
けど・・・
本気で・・・どこまで言った?
正直、自分でもわからない
本音を言えば
オレが・・・そんな事、言わなくても
オレが、そんな事しなくたって
カンナは、きっと治ってくれる
きっと・・・治ってしまう
心の中では、きっと
そう思ってたし
信じてた
カンナが落ち着くのを待って
オレは病室を後にした。
∥『オレが・・・治してやる』∥
えらく・・・無責任な事を
よくも、ここまで
無責任な事を言ったものだ・・・
そんな罪悪感に包まれながらも
オレは…なんとも言えない
メラメラした思いに
少し手が汗ばんでいた
どんなに前向きでも
一度たりとも
弱音を吐かなくても
突然、襲いかかった病に
怯えるカンナ・・・
そんなカンナを抱きしめて
ただ、気休めみたいな事を
言いたかっただけだろうか・・・
そう思われても無理はない
べつに・・・ウソじゃない。
けど・・・
本気で・・・どこまで言った?
正直、自分でもわからない
本音を言えば
オレが・・・そんな事、言わなくても
オレが、そんな事しなくたって
カンナは、きっと治ってくれる
きっと・・・治ってしまう
心の中では、きっと
そう思ってたし
信じてた