この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第10章 新たな未来へ・・・
待ち焦がれた夏休み


約束の日


オレは早起きしてカンナを迎えにいく。






『それじゃ、二人とも気をつけてね』



心配そうな様子を隠しつつも

カンナのお母さんが笑顔で見送ってくれる





『はい。昼過ぎには戻る予定でいますから』



『じゃ、お母さん…いってきます♪』





おばさんがニッコリ笑って

さりげにオレに・・・丁寧に頭を下げる





つられてオレも会釈すると

おばさんの表情は

うんとにこやかになっててさ




・・・あ、なるほど




横にいるカンナを見ると

その理由がわかった




この間の帽子を被って

可愛い服を着て

カンナはルンルンだった



その笑顔が…あまりに明るく元気で

楽しそうだから



おばさんも…つい

本当に嬉しくなったんだろう






『いってらっしゃい…!』




『『いってきまーす・・・♪』』




おばさんに見送られて

カンナと駅に向かう




満員電車にぶち当たらないように

早めに出発して

オレたちはあの場合へ向かう





『よし・・・カンナ♪∥後ろ∥乗りな』




おばさんが見えなくなった所で

オレは角に隠してた

チャリンコを引っ張り出す




『ぃ・・・?』




∥嫌な予感全開∥のカンナ(笑)





『念のため…持ってきただけだよ♪

∥一緒に∥は、乗らないから安心して』




マジメなカンナが心臓バクバクする事を

わざわざする必要はないからね



でも万が一、途中でカンナが

具合悪くなったりしたら

なりふりかまってらんないから



ないアタマで考えて

オレが備えてきた、そのひとつ。





『ほら、乗りなって』



『ぁ…歩くよ』




『目的地に着く前にスタミナ切れしたら

かわいそうだと思ったんだけどな~…』




わざと寂しげにボヤいてみた




『ぅ・・・ぁ…あ…ありがとう』




理解したカンナは少し慌てて

チャリの後ろに乗った




そのままチャリを引いて

ゆっくり駅に向かう




こんなのんびりした気持ち

オレ自身も久しぶりだった
/870ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ