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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第1章 幼く・・・儚く
『あ・・・家どこだっけ?』




弟のサインを今さら理解した


・・・なんて事はひた隠して


オレはシレっと彼女に聞いた







『あ、いいの!ほんとに!

大丈夫!まだ7時だよ?

ふふ・・・兄弟して♪
ホントに優しいんだね

色んな意味でソックリね(笑)』




『・・・~~いーから』





家が同じ方向なのは知っていた


まぁ、バイト先が同じだし?




まだ彼女が入って間もないけど


帰り道は途中まで一緒だったりするし?








・・・とか何とか言うよりも






弟とソックリ?



とか言うよりも・・・








ハッキリ言ってしまえばさ




コレ・・・スルーしたら






なんか・・・メチャクチャ


カッコ悪いじゃんか?







彼女を


送ってってやんなきゃ~・・・なんて


ぶっちゃけ頭の隅にもなくてさ




バイトの帰り道も

そんなことしようとも思わなければ

してやったこともない









ただ単純に・・・







13になったばかりの


中学1年の弟が・・・






オレの言う


クソ生意気なクソガキの弟でも





出来る気遣いが



出来ないなんてさ?







なんか・・・メチャクチャ


カッコ悪いじゃんか?






まぁ、アイツはアイツで

変わってるヤツだと思うけど?




マセてるのか

誰に似たのか

お利口ちゃんなのか

単純にクソ真面目なのか

・・・知らないけどさ






と、まぁ




彼女に対する気遣いってより


本音を言えば



そんな


何とも言えない〃敗北感〃みたいな?


(苦笑)



思春期全開な感じの


オレの


ちっぽけなプライドだった・・・



そんな記憶があるんだ。






だって・・・中坊の弟でも出来ることが


オレに出来ないなんてさ





なんか・・・シャクじゃんか?
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