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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第12章 花の命・・・
そして、カフェで休憩しながら
オレは大学で渡された
大量の書類をひろげて
カンナに愚痴をこぼした
『必修科目~?・・・
文化学・・・生命学・・・
これなんの勉強だ?関係ある?』
『・・・ケイゴさ
受験する前に…カリキュラム…とか
見たり~・・・なんてしなかった?(苦笑)』
『カリカリキュウリ?・・・なにそれ』
『・・・だよね』
カンナが呆れ笑いをしてため息をついた
『だってさぁ・・・医者になるのに
なんの関係が……~???なんだこれ
病院実習ぅ~???
手術とかやるのか・・・オレが?!』
『・・・できるワケないでしょ!』
人から見たら、笑われて終わり
もしくは
完全スルーされそうなレベルの会話に
ムキになってくれるのは
きっとカンナくらいだ(笑)
『あのねぇ・・・ケイゴ
∥基礎知識∥もないんだから
手術なんかやるわけないでしょ?(笑)』
『・・・うん・・・そだな』
『ほら・・・ちゃんと年間のカリキュラム
ここ・・・読んでみて?』
『ふむふむ・・・』
『基礎医学ってちゃんとあるでしょ?
それから・・・~◯◯、△△』
『・・・ふむ』
『クスクス・・・ね?
6年もあるのは、それ相応に
物事の順番があるし
学ぶ時間が必要だからだよ♪』
『・・・ガッコーもさ
カンナみたいに言ってくれたら
わかりやすいのにな?』
『ふふっ・・・そう?
ん~・・・じゃあズバリ!』
『うん?』
『ケイゴは、あんまり全部を考えないで
目の前の事を、ひとつ、ひとつ
そうやって行くのがいいと思う…!』
『・・・やってらんねーよ』
『∥やってられた∥から
受験上手くいったんだよ♪』
『・・・』
無駄に説得力ありすぎじゃない?
オレは黙って従うことにした(笑)
確かにね
どうせやらなきゃならないんだ
目の前の事をひとつ、ひとつ
クリアしていく方が
オレには効率が良いかもね