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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第12章 花の命・・・
オレは週末、カンナを呼び出した



なんで?


別に…


彼女をほったらかして悪いから、とか

そんなんじゃなくて


(いや…それもあるでしょ?そりゃ)



なんか、理由のない

【カン】ってヤツだよ




カンナ・・・本当は

なんか言いたかったんじゃないかな、って









『ケイゴ、お待たせ・・・?』



『おぅ・・・ちょっと久しぶり』





『うん・・・でも、どうしたの??』





目を丸くしてオレを見るカンナ




『いや…(笑)オレがカンナに会うのが

なんかおかしいのかよ?(笑)』






『ぷっ・・・それもそうだね』






笑いながらカンナと手を繋いで

ゆっくり歩き出す






『へんな感じだね♪・・・あたしたち』



『まったくだ』





そう言いつつも

これが…オレたちの

変わってきたライフスタイルなんだ、と

今さらながら実感していた







『そう言えばさ・・・カンナ』




オレはさりげにだけど
この間のカンナの妙な言葉の意味を
聞いてみようとした






『ぁ・・・私、卒業認定もらえたよ♪』




カンナが思い立ったように
話を割った





『え?』




一瞬、頭が話の切り換えに忙しなくなるも




あ・・・そうか


カンナ・・・(笑)


これ言いたかったんだな






オレはとても納得して

瞬時に笑みがこぼれた





『本当?!良かったじゃん!!

て言うか・・・もう?!』





脱帽だった

予定では夏休みくらいだと聞いていたから





『単位は…もらえたし

ぇへ・・・出席日数は…その

目を瞑ってくれるって言うか』





『って言うと…~』




『まぁ、学校だって

早く卒業させちゃいたいでしょ?(笑)』





控え目に言うけど

カンナの成績とか評価…

諸々を考えればすごく納得する





そしてオレ自身も世話になった

…すごく…お世話になった

あの担任の先生の顔が浮かんだ




『先生も…頑張って沢山

掛け合ってくれたんだ・・・♪』




確かに…成績も何も申し分ないのに
無駄に留年、通学させる意味なんかない




『良い先生だったよな…思えば』




オレの口からも
何気に本音がこぼれた
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