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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第12章 花の命・・・
『マツザキ先生~~!!』



職員室から出てきたその姿を見つけて

カンナが元気に呼び止める




「葉月さん・・・?・・・滝川くんっ?!」





アポなし訪問のオレとカンナに

担任だった先生は驚きつつも

一瞬で笑顔になって手を振ってくれた






「ふたりとも~!!よく来たわねぇ」




理由も何も聞かずに

ただ喜んで迎え入れてくれる先生





相変わらずだった






『ケイゴと先生の話になって

急に来ちゃったんです』





「え~?
嬉しい事言ってくれるじゃない(笑)

ほらほら、二人とも座って~
麦茶飲む~?」




『『(笑)』』





当番とかなのか
先生が最後らしく誰もいない職員室



『先生…その節は・・・本当に

ありがとうございました』



カンナがちょっと照れながら
先生に丁寧に頭を下げた



『ぁ・・・』

オレも・・・と言いかけたときに
先生がにっこり笑って首を横に振った





「あなたたちは・・・先生の

受け持った生徒の中で・・・本当に

一番、一番奇跡を起こしてくれた」





『え・・・』

『先生?』





「葉月さん・・・本当によく

よく頑張ったね」



ちょっと涙ぐむ先生





「滝川くんも・・・すっかり大学生ね

夢でも見てるみたいよ先生」





『いや…オレ・・・』





「あなたたちが…先生の最後の教え子で

それでいて、葉月、滝川コンビは(笑)

本当に・・・すごく

素晴らしい姿を見せてくれた・・・

おかけで先生、なんの悔いもない」





ちょっと涙ぐむ先生に
中々ツッコミ入れられなくて右往左往してた




『え・・・先生、オレらが最後って

今年は担任もってないの?

~~あ・・・そっか・・・』




結婚したってカンナが言ってた



って、いけね!




オレはカンナと少し慌てて

後ろに隠してた小さな花束を

先生に渡した
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