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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第12章 花の命・・・
半ば記憶もないくらい

気づいたらオレは
カンナのお母さんと共に

病院に付き添っていた





なにが・・・起こっているんだ


カンナの身に。







『先生・・・』




カンナのお母さんが
病室に入ってきた医者に駆け寄る



無表情で…なんともカタブツそうな医者





『今日の所は入院して…~』




『そんな…。あの・・・先生?!

これって一体・・・』



動揺を隠しきれず
涙ぐんで説明を求めているお母さん

とても冷静になんていられないの
目に見えている




『出血は一時的なもので
今のところ心配はないかと…

詳しい事は検査結果を待って
まずは…~~』




淡白な…感情のない喋り方の

なんとも…冷たい印象を与える医者



オレは…自分自身が焦り、不安で
どうしょうもないのに加え

涙目で…その不安と言う不安が
誰が見ても伝わってくる
カンナのお母さんの姿をみて



焦りを紛らわすように
怒りが沸いていた




∥患者は…家族は…こんなに…

不安がってるのに・・・

もう少し優しい言い方出来ないのかよ∥






なんて・・・思って
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