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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第12章 花の命・・・
『お前が…今、医者だとして

患者の・・・もしくは

お前自身の体に今

心臓に…大きな爆弾がクモの巣のように

こう、…まとわりついているとして』





『えっ・・・』




先生が突然…切り返したように
オレの目を見て

かざした手を…ぎゅっと、と言うか
何かを、鷲掴みするような仕草をしてみせて
オレに問いかける




『やみくもに…がむしゃらに

その爆弾を引きちぎれば・・・

どうなると……お前なら考える?』






『・・・。・・・~』


そんなことしたら…当然・・・








『その爆弾を…お前が医師なら
メスを握って無理矢理引き剥がすか?

間違いなく…爆発する
それを知っていて
その後どうなるか…それが何を意味するか
わかっていて

お前は…爆弾を引き剥がすか?
或いは…~

お前が患者なら、担当医に
無理矢理切り取ってくれ、と言うか?

仮にそんな事を提言する医者に
自分の命を任せるか?』





『・・・~~』


オレは…圧倒されてバカみたいに
口を開けて…黙って首を横に
振っていたと思う




一瞬…なんて物騒な…サイコな事を

言い出すんだ、って思ったけど



圧倒され…萎縮していながらも

オレは…悟っていた



この医者・・・この先生



ただ者ではない…相当の切れ者なんだ、と





確かに…難しい医学書でも読んで
専門用語や知識を覚えて
ひけらかすことなら…簡単で
誰にだって出来る



大切なのは…それを



誰にでもわかるように
簡単で、わかりやすく


言わば…オレみたいな


【バカにもわかるように】
教えられるか、なんだ



本当に頭の良い人の能力ってものを
オレはこの時、垣間見た


それから、先生は
さらに語気を強めた
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