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第12章 花の命・・・

『ﾊｧ…ﾊｧ・・・カンナ？・・・

いつまで・・・寝てんだよ♪

夏休み終わっちゃうぜ・・・』





『けぇご・・・… …ふふ、そ、だね』





『・・・』

かける言葉が…見つからないんだ

そんなオレや

カンナの家族を前に




『お、、、とう、、さん・・・

おか、、、あ、、、さん・・・』




カンナが・・・必死に

話そうとする





『ふ、たり、、とも・・・ごめん、ね

あたし・・・迷惑・・・ばかり、』





『カンナっ…』


『ｸﾞｽｯ……この子は・・・バカね…

なに言ってるのよっ・・・』






『おねぇちゃんっ・・・おねぇちゃん』

『おねぇちゃぁぁ・・・っ』


涙でグショグショに頬を濡らして
二人の妹はカンナの手を握り続ける




『セイナ…… … …ユウナ・・・

ごめんね・・・ずっと、おかあさんを

私ばっかり・・・…… … …

こ、、、れから、、、は…ふたりとも

おかあさんに…たくさ、ん…甘えて…』






オレは…ここでたまりかねて

声をあげた





『カンナっ・・・しっかりしろよ！！』