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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第12章 花の命・・・
パチ … …


不可抗力で…閉じていた目が

開いてしまって



ベットの前で仁王立ちしてる

真っ黒なスーツに身を包んだ

カズマと…目が合う





『・・・』





『なに・・・してんだよケイゴ

早く、支度しろよ・・・』




『・・・』





『なぁ…せめて・・・…せめてさ

ちゃんと・・・

∥見送って∥やれよケイゴ…!』




気の短いカズマが

意外と情にもろいカズマが

真っ赤になった目で

必死に言葉を探しながら


そして




なんのために

誰のために

ここに来てくれたのか



オレにだって・・・わかってたはずなんだ




けど・・・










『うるさいな・・・∥どーでもいい∥だろ

・・・ほっとけよ・・・』







オレは…カズマの姿を・・・



オレに現実を突きつける

喪服姿のカズマを視界から掻き消すように

背を向けた






『・・・は…ぁ…?』





カズマが・・・キレる音




って言うより

キレる声がする





ガバッ…




カズマがオレの胸ぐらを

両手で掴んで無理矢理起こした




『・・・っおいケイゴ、てめぇ?!

今、なんつった?…マジで言ったか!?

んなワケねぇよなっ?!

バカでもアホでも…

てめぇそこまでバカだったか!?

おいっ・・・!?』







『・・・~』





『・・・っ…お前、そんなヤツだった?

見損なったぞ・・・っ

・・・しっかりしろよ・・・』





『・・・うる、せぇ…って』






『そりゃ、オレだって…誰だって

・・・∥お前の気持ち∥は・・・』




必死に言葉を探してる

そんなカズマの…一瞬の一言に

今度は…オレが・・・





『・・・お前に・・・なにがわかる』



∥オレの・・・気持ちなんか…誰が∥





『ケイゴ・・・だから、さ』






『・・・っお前に

何がわかるんだよっ・・・!!』





親友に…甘ったれてることは自覚してた


カズマが…なにも知らずに

口先で物を言ってる訳じゃないことも

オレが一番わかってた。


なのに

八つ当たりにも満たない最悪な態度で

カズマの気持ちも何も突っぱねた




どこかに逃げたくて

たまらなかった
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