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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第13章 遺された・・・意味
カンナの家を後にする時


お母さんがオレを玄関まで・・・

外まで見送ってくれた。




『ケイゴくん・・・今日

あなたが連絡をくれて

本当に嬉しかったわ

ありがとうね・・・』




『ぃゃ・・・いや、いや

オレの方こそ・・・』



オレはちょっと慌てて一礼した





『さぁて・・・~…∥私たち∥も

前に進んでいかないとね・・・!』





『おばさん・・・』




空を見上げるようにスッと顔を上げた
お母さんの目には…うっすらと
涙が滲んでいて




『ケイゴくん・・・本当にカンナのこと

色々・・・ありがとうね』




『いえ・・・オレなんか・・・なにも』






『あの子…いつも自慢してたのよ・・・』



お母さんが涙を拭いながら
またニコリと微笑む




『え・・・』






『カンナは…あれで

特別…前に出たがるでもなく
目立ちたがりでもなく

どちらかって言うと…小さい頃は
大人しくて、引っ込み思案な子だった』



『・・・』





『そんな…あの子が・・・

ケイゴくん・・・あなたの事だけは

いつも自慢してたわ・・・♪』






『・・・~~…』


∥カンナ・・・が∥






『∥ケイゴはすごいんだよ~∥

∥やさしくて、つよくてかっこいいの∥

ってね・・・いつも。

気難しい年頃になったと思ったら

ある時は照れる事もなく

嬉しそうに私にそんな話をしてね…♪』
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