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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第13章 遺された・・・意味
満開のピークを過ぎて


それでも、まだまだ

綺麗な黄色いじゅうたんだった



なぜだろうな

ここに来ると



心が和む気持ちと


(オレって…疲れてるのかな?)




それと・・・初心に帰るような



背筋が…スッと

伸びるような気持ちになるんだよオレ。






『・・・フゥ…』




まぶしい太陽の光と

黄色い花に

無限のパワーをもらって

オレは深呼吸する






そして・・・改めて

彼女に語りかけるんだ






カンナ・・・オレ、ちゃんとやるよ



こんな有り様だけど


相変わらずかもしんないけど


オレじゃ頼りないかもしれないけど





お前との【約束】

忘れてないからな?






カンナの悔しさ…無念さ

お前の両親・・・…家族の悲しみ



あんなに…やさしくて

あったかい家族が



こんなに…悲しい思いを

二度としなくて良いように



誰も…こんな思いを

しなくて良くなるように・・・




カンナ・・・オレ





病気を治せる医者になるよ




大切な人を亡くす

底無しの悲しみ



そんな人の痛みのわかる

お前が言った…∥ほんとうの医者∥に





必ず・・・なるよ。





【約束】する。







真夏の太陽の下

黄色い花に囲まれて

オレは・・・改めて

彼女と約束した。
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