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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第14章 振り向けば・・・いつも君だけが
『んふふふ・・・コーヒー飲めないのに

お酒は強いんだぁ~♪…なんか小悪魔~』





『・・・。・・・はいはい(苦笑)』





どっちが小悪魔だよ(笑)





『あのねぇ・・・ケイゴ?

あたし…ケイゴに

言ってないことがあるんだけど…ぉ』





『うん・・・なに?』



大体の…想像はついた




そして、それは的中



酔った勢いに任せて

彼女は、周りにあまり

と言うか、決して言いたがらなかった

自分の家の話をオレにした




『へぇ・・・そうだったんだ』




オレは…もちろん
知らない振りをして

初めて聞いた、って言う
リアクションをとって

最後まで彼女の話を聞いた





『ケイゴってさ・・・ふふふ

やっぱおもしろぉい』




『・・・はいはい(苦笑)』





『思った・・・通りだった』




サクラコが頬杖をついて

機嫌良さげに少し遠くをみつめる





『笑わないし、なに考えてるか

さっぱりわからない感じだったけど…』





『それで、褒めてるつもり?(笑)』





『ふふっ・・・でも、なんか

独特の…オーラって言うか

惹き付ける雰囲気を持ってて

なんか、魅力的だった・・・♪』





『・・・(笑)

サクラコ・・・飲み過ぎだよ

ほら、もう・・・』



オレはちょっとだけ照れ臭くて

酔っ払ったサクラコから

グラスを取り上げて

水にすりかえる
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