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第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

『来年は病院実習とか始まるし？

そうだな～・・・２週間くらい見て

現地に入ってまず

課題とか先に終わらせちゃってさ♪

あとは・・・・今年の夏は…

ちょっとのびのびして

ケイゴとふたりきりで・・・

羽をのばしたいなぁ、なんて思って』




ニコニコしながら楽しそうに

その完璧な夏休みプランを

披露するサクラコ




『相変わらずしっかりしてること(笑)』





『ふふふっ・・・あたしたち

普段真面目に勉強して頑張ってるじゃない

やるべき事をやったら

あとは楽しく過ごす時間も大切にね♪』






『ふふ・・・うん』





『って・・・あたし勝手に決めてるけど

(笑)…どうかなケイゴ？？？』







『ぇ・・・あ～・・・折角なんだけどさ

夏休み、バイトちょっと多めに

出てくれって言われててさ』





『あ～・・・そっかぁ』




『今、特に人が足りないらしくてさ

～～ごめんサクラコ』





『ｸｽｯ・・・謝ることないよ♪

ケイゴってさ♪・・・ホント

相変わらずやさしいのね』






『そんなんじゃないよ

～・・・あ、それから…なんか

埋め合わせするよ』





『いいったら♪・・・～でも

せっかくなら、あたし

◯△□ランド行きたい♪』





『・・・(笑)』





やさしくて…可愛くて

本当に…その育ちは

人としての品が良くて



自分の価値観を押し付けることもしない



ぬくぬく育ったお嬢様かと思えば

謙虚さや責任感は…しっかりしてて

内に秘めたプライドを感じるような

本当に…魅力的な人だ



本当に…オレにはもったいない

・・・どころじゃ済まされないくらい


桜子は…魅力的で

素敵な人だ