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第14章 振り向けば・・・いつも君だけが

『サクラコ～・・・わかったから(笑)』





『なにがわかるのよぉ…』






『・・・いや、だからそれは』






『・・・高校生じゃあるまいし』





『・・・(苦笑)』








『い・・・医者になる人間のくせに』






『・・・？？？』






『シ・・・っ・・・

シユウ(雌雄)の結合くらいでっ…

一々、人を…からかわないでよっ』






顔を真っ赤にして…プリっプリ…っと

さらには尻までプリっプリと振って

裸のまま腕組みして

桜子はそっぽをむいた







なんか悔しいらしい？


よっぽど悔しいらしい(笑)




さっきオレにちょこっと(？)

からかわれたのが

よっぽど恥ずかしかったらしい




密かに負けず嫌いな彼女らしい

そんな一面





『プッ・・・っ・・・ぁはっ…

あっははははははははははっ！！』




『・・・な…っ』




『アッハハハハっ・・・ど、どっちが

中学生だよっ・・・はははははははっ』





思わず吹き出してしまった






風船でも膨らますみたいに

ほっぺたを∥ぷぅ～～∥っとふくらまして

少しだけムッとしてる桜子




『・・・な、なによ

いきなり…～・・・子どもみたいに

わ・・・笑いすぎよ』







『桜子・・・』




『・・・？』










『笑わせてくれて・・・ありがとな』








『・・・ケイゴ』









【笑わない人】なんて言われたオレを


笑わせてくれたのは


目の前にいる…ここにいる彼女だ




それだけは・・・変わらない事実なんだ。