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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第17章 大切な弟・・・可愛い妹

彼女を連れて実家にやってきて

その存在を明かした時


家族であるボクらを前に

緊張した面持ちで彼女を紹介した弟の

その姿と、言葉



弟が声にした彼女の名前に




ボクなりに、そこにあったであろう

彼女の、なんらかの事情を

なんとなぁくだけれど、察して

黙って聞いていた。





ワケありなんて言うと

聞こえが悪いだとか

ちょっと誤解を招くけどね


ホントのとこ言えば

リョウキが細かに話してた内容なんて

ボクには結構どうでも良くてさ♪

右から左へと流れてて

あまり聞いてなかったしね





だって

ボクに可愛い妹が出来るんでしょ♪

嬉しい限りじゃないか





細かいことなんかどうでも良いよ




なんだって良いんだよ


こういう日が来たってことは



弟自身の言っていた

∥そういう時が来たら∥の

その時が来たと言うこと。




弟と彼女の・・・ふたりの気持ちや

それに至る何らかの準備だとか

そういうものが整ってきたってこと



なにより



弟が・・・その覚悟を決めて

来たってことだろうから




ボクの弟と…妹が

幸せになるってことだから



ボクは純粋に

ただただ・・・とっても

嬉しかったんだ
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