パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第17章 大切な弟・・・可愛い妹

『・・・と言う訳ですので…』



ソウタサンとマナサンと呼ばれる

その二人とリョウキに

ボクは一通りの説明を終える





『ふぅ・・・じゃあ、とにもかくにも

命に別状はないんですね・・・？』



落ち着きはらって理解をし

一番に言葉を発したのは

養父のソウタサン





『意識が戻るまでは

もちろん油断は出来ませんが

他に大きな心配はないと言って

よろしいかと思います』



一通りの説明を聞いて状況を知り

三人ともようやくホッと

一息ついた表情をしていた





『で…でも・・・お兄ちゃん？』




そののちポツリポツリと

不安からか質問を投げてくるのは

暴走美女、改め…マナサンと言う美女




『(笑)・・・はい』





『ま・・・マナミっ…バカヤロ

せ・・・∥先生∥だろう…オマエ…っ』





『だ…だって・・・リョウキの

お兄ちゃんだって…言うから…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ』




小声のソウタサンに肘を突っ込まれながら

気まずそうに言葉を探している

暴走美女マナサン



その表情も・・・さっきの慌て様も

アイルちゃんを本当に心配している故だ



そんな気持ちは…ボクにも

よく伝わってくる気がしたから






『かまいませんよ…(笑)…どうしました？』






ボクは、その不安が少しでも消えるように

その質問にもれなく答え続けた





『じゃあ…本当に…悪質なひき逃げとか

そういうのじゃなかったんですね・・・

そんなんだったら…本当にあたし

絶対っ…許せないって・・・思っ…』




美女が溢れそうな涙を拭って

ホッとした表情を浮かべる





『ボクたちも、救急から

聞いた段階での話ですけどね・・・

高齢男性が道を横断しかけていて

なにがあったのかは…不明ですが

車が来ている道路の真ん中で

動けなくなっていた所をアイルちゃんが…

庇って駆け寄ったみたいなんです・・・』




『・・・アイル…あの子は…ほんとに』




『あ・・・ただ、これ以上は…

詳しくは…警察の管轄になりますので

ボクから言えるのは、これくらいでしょうか

・・・すみませんが』





『ぁ・・・そっか、そうですよね』