この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第17章 大切な弟・・・可愛い妹
『アイル・・・』
リョウキがようやく
ベットの脇に膝をついて
彼女と対面する
『・・・』
看護師が少しだけベットを…
上半身を起こしてあげて
アイルちゃんはリョウキと向き合う
『アイル・・・~~…良かった』
リョウキはまずまず言葉が出ないようで
シンプルな本音を一言
絞り出すように呟いて
彼女の手を握って、そのまま
涙を拭うようにベットに突っ伏した
『・・・良かった』
『・・・~』
リョウキのヤツが人目を気にして
感情を押しころしてたら
かわいそうだから(笑)
ボクはその様子を横目に
そっと病室を出ようとドアノブに手をかける
『・・・っ・・・~・・・アイル…っ』
手を握ったり…頬を撫でたり
リョウキは言葉にならない思いを
彼女に触れる事で表していた
『アイル・・・っ・・・グスッ
マジで…オレも心臓停まりかけたぜ?…』
『・・・ぁ・・・、・・・の』
『良かった・・・…っ…』
『・・・あの・・・・・
・・・・・・・・・あなた
・・・・・・・・・・・・・・・誰?』
一瞬の…静寂・・・。
『ぇ……っ』
『……は…』
ソウタサン、マナサンの…声
そして
『・・・・・・え…』
リョウキの声・・・
それから・・・なにより
『あなた・・・・・・誰・・・ですか?』
この室内で、いちばん頼りない
ぼんやりとしたアイルちゃんの声が
何よりも響いて
病室は…静止画のように
その空気と空間が・・・停止していた
『・・・・・』
な・・・に・・・・・・?
ボクの手が掴みかけたドアノブから
滑り落ちる
リョウキがようやく
ベットの脇に膝をついて
彼女と対面する
『・・・』
看護師が少しだけベットを…
上半身を起こしてあげて
アイルちゃんはリョウキと向き合う
『アイル・・・~~…良かった』
リョウキはまずまず言葉が出ないようで
シンプルな本音を一言
絞り出すように呟いて
彼女の手を握って、そのまま
涙を拭うようにベットに突っ伏した
『・・・良かった』
『・・・~』
リョウキのヤツが人目を気にして
感情を押しころしてたら
かわいそうだから(笑)
ボクはその様子を横目に
そっと病室を出ようとドアノブに手をかける
『・・・っ・・・~・・・アイル…っ』
手を握ったり…頬を撫でたり
リョウキは言葉にならない思いを
彼女に触れる事で表していた
『アイル・・・っ・・・グスッ
マジで…オレも心臓停まりかけたぜ?…』
『・・・ぁ・・・、・・・の』
『良かった・・・…っ…』
『・・・あの・・・・・
・・・・・・・・・あなた
・・・・・・・・・・・・・・・誰?』
一瞬の…静寂・・・。
『ぇ……っ』
『……は…』
ソウタサン、マナサンの…声
そして
『・・・・・・え…』
リョウキの声・・・
それから・・・なにより
『あなた・・・・・・誰・・・ですか?』
この室内で、いちばん頼りない
ぼんやりとしたアイルちゃんの声が
何よりも響いて
病室は…静止画のように
その空気と空間が・・・停止していた
『・・・・・』
な・・・に・・・・・・?
ボクの手が掴みかけたドアノブから
滑り落ちる