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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第3章 青い時代(とき)の瞬き
新学期

楽しい楽しい(?)夏休みに
別れを告げきれずに


寝心地の良いベットに
後ろ髪を引かれて(ただの寝坊ね♪)


母親に叩きおこされて
渋々学校に行く



始業式だの全校集会だのって

校長センセーの

ありがたぁいお話を聞かされ

(もちろん右から左へ・・・)

オレの頭は睡魔に勝てず

終始・・・カックン、カックン





そんな…いかにもいかにもな
気だるい学校生活がスタートを切るんだ



そんなモンじゃない?



逆に聞きたいけどさ

長期休み明けで

ワクワクしながら

学校行った事あるヤツなんかいるの??




いたとしたら気が知れないね







『あ!〃ケイゴくん〃おはよ・・・♪』







そうそう

こんな風にさ


ニコニコ笑ってて

やたら楽しそうなヤツの気なんか・・・






・・・って?






休み時間
教室に向かう廊下で

友達と楽しそうに話しながら
こっちに向かって歩いてくる女



アイツ・・・・・・〃カンナ〃だ





ニコニコ・・・

軽く手ぇ振って

こっちみてる






『・・・』

〃あ・・・〃




って気付くんだけどさ








『ふぁ・・・~~』







ス・・・っ






オレは…あくびして誤魔化しながら

ソイツをシカトして

通りすぎてしまった









なんでだろうね??(苦笑)



仕方ないと言えば仕方ないんだろうけど




こういう…THE思春期(笑)みたいなさ



なんかわかんない意地とか?

なんかわかんない照れとかさ?



この時のオレは…まさにそれだった




どことなく

親しいと思われるのがイヤだ、とか

そう思われて茶化されるのがウザイとか




そんなさ

理由なんて

あってないようなもので・・・







けど…思春期・思春期言っちゃえば

それまでなんだけどさ

オレ・・・自分で結構思ってたんだよね






「お♪ケイケイ~久しぶり元気してたぁ?」


『おぅ♪てかそっちは&%@*じゃん~?』





・・・クラスの女子とかさ

適当に仲良い女子とは、こうやって

普通にできんのに





なんで・・・アイツにだけ




カンナには・・・そういう態度

とってしまうんだろうな?・・・って
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