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甘い吐息に誘われて
第1章 淫らな声
高校2年の修学旅行。

1日目の就寝前は暗がりの布団を敷いた部屋で

学校生活の雑談からクラスでカップルになった人の

話、好きな人の話で盛り上がった。

皆いいなー好きな人がいて、付き合えたら

幸せだろなー。ま、私はまだまだ先だわ。

「消灯時間すぎたら男子部屋行く女子いるみたいよ」

「えー!

若田先生にバレたら明日自由行動ないじゃん。

怒られたらしつこそう…」

「スリルあるほど燃えたりして」

「えー」

「結菜はまだまだお子さまだな。

自分から見つけにいかないと好きな人を。」


若田先生は50代、


数学教師特に怒ればガミガミうるさい。

「消灯だぞー、早く寝ろよ」

先生が巡回している。

うとうとそれぞれが眠りにつく。

ふとトイレに目覚めた

私、茂森 結菜(しげもり ゆいな) は

同室の真奈が出ていくのを発見した。
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