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乳房星(再リフォーム版)
第2章 見上げてごらん夜の星を
「守口。」
「へえっ…」
「例のアレは、どないなっとんねん?」
「へえっ、コリンチャンスイワマツキザエモンセヴァスチャンの遺言書とイワマツグループとイワマツ家の財産書については、弁護士さんのケントさんご夫妻が預かってはります…ケントさんご夫妻は、アイスランドのアークレイリの大聖堂にて、付き人軍団の男たちと一緒に待機しています。」
「よし分かった…せやったら、今すぐにきょうこちゃんを連れて日本から出国させよう…君波、守口、宮出…きょうこちゃんと眞規子はんを連れてすぐに旅立て…」
「へえっ…」

このあと、実母と施設長さんは大番頭はんたちと一緒に旅に出た。

(ボーッ、ボーッ…)

一行は、翌日の深夜2時頃に三津浜港を出発する防予汽船のフェリーに乗って旅に出た。

2時間半後、一行は柳井港に到着した。

その後、車に乗りかえて国鉄下松駅へ移動した。

(ピーッ、ゴトンゴトンゴトン…)

明け方6時過ぎ、一行は国鉄下松駅から寝台特急あさかぜに乗って博多駅へ向かった…

(ゴーッ)

一行は、その日の午後1時過ぎに福岡空港からソウルキンポ空港行きの大韓航空機に乗って出国した…

その後、第三国のフィリピンを経由してどこかの国へ向かった。

その一方で、建材店を職場放棄して逃げ回っている実父の詳細は不明である。
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