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乳房星(再リフォーム版)
第9章 積木の部屋
1989年7月2日の朝5時半頃だった。

この時、私はJR荒尾駅の待合室のベンチでゴロ寝していた。

その時であった。

ベンチでゴロ寝している私の元に、巡回中のおまわりさんがやって来た。

おまわりさんは、私の身体をゆすりながら声をかけた。

「もしもし、坊や…坊や…」
「(寝ぼけ声で)はあ?」

寝ぼけ声で答えた私に、おまわりさんはどこから来たのかと訪ねた。

「坊やはどこから来たのかなぁ~」
「どこからって?」
「坊やの家はどこにあるのかなぁ~」
「家?」
「坊やのおかーちゃんとおとーちゃんはいてはるのかなぁ~」
「おかーちゃんとおとーちゃん?」
「この近くに身よりはいるのかなぁ~」

おまわりさんからアレコレとめんどいことを聞かれた私は、ひどくイラついた。

ちょっとおまわりさん…

私にそななこと聞いてどないすんねん…

私は、ショルダーバッグの中から期限切れになった在留証明書を出しておまわりさんに言うた。

「おまわりさん。」
「なんやねんもう~」
「おまわりさん、入管(入国管理局)はどこにありますか?」
「(すっとぼけた声で)はあ?」
「入管はどこにあるねんと聞いとんねん!!」
「(ますますすっとぼけた声で)はあ?」
「せやから、入管はどこにあるねんと聞いとんねん!!」
「ニュウカン?」
「せや!!」

おまわりさんは、ひどくコンワクした声で私に言うた。
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