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第3章 はじめての

彼は車で来ることになっていた
車種もナンバーも教えてくれていたから
直ぐにわかり彼の車に向かった

彼も車の前で待っててくれた
４９歳には見えない出で立ち
車のドアをあけてくれ、乗るまで見守ってくれた
彼はやっぱり優しい人

車に乗ったけど、二人揃って無口だった
あれだけ気軽にやり取りできたのに
ドキドキして……
時々、目が合うけど……