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第1章 占領された国の一幕

東アジアの覇権国家C共和国。
その陸軍にあって「魔獣の掃き溜め」と恐れられる特殊強行部隊があった。

隊長は董卓という男。
210㎝160㎏、鋼鉄の肉体を持つ巨漢である。暴行・凌辱・略奪を一切躊躇なく行い、それを糧として肉体を鍛え上げてきた。その上、あらゆる筋肉増強剤を飯の代わりに貪り続け、常人には想像も及ばない怪力を手にした。中には治験もなされていない怪しげなものまで数十種類含まれている。

魔獣たちは、軍規に反し、敵国の一般市民の全てを奪い尽くす。金やモノはもちろん女という女を彼らは凌辱し情婦に貶める。
罰せられないのは、部隊が圧倒的に強いから。敵国の正規軍であろうが、頑強に抵抗するゲリラ部隊であろうが関係ない。精鋭揃いの特殊部隊も、地下に潜り暗躍してきたレジスタンスも、董卓率いる魔獣たちには完膚なきまでに叩き潰され、全てを奪われてきた。