この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第20章 毒
 目の前に人影がなくなると、リースは自然と強張っていた身体から力を抜いた。

 そして、机の上に乗っている地図を睨みつけると、どうしたものかと両腕を組んだ。

 地図の上には、味方陣営と敵陣営を模した色違いの木の駒が乗っている。先ほどの作戦会議の際、これらを使って説明をしていたのだ。

 リースは駒の一つを手に取ると、地図上の道に沿わせながら小さく唸った。駒は彼女の悩みを表すかのように、行ったり来たりを繰り返している。

 その時、地図に影が降りた。
 背後に立つ気配を感じ、リースは険しい表情のまま後ろを振り返る。

 そこには、

「リース隊長、何を難しい顔をしているのですか?」

 副長であるレフリール・バースが、穏やかな笑みを浮かべて立っていた。すっと彼女の横に並ぶと、手に持っていた書類の束を机の上でトントンと叩く。

 どうやら、一人残って作戦会議後の片づけをしてくれているらしい。

/140ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ