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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第6章 解毒②
「んふっ……んん……」

 くぐもった嬌声と共に喉が動いた。
 少し驚いた表情を浮かべたが、すぐにリースの瞳がトロンと細められる。

 自分の体液が、愛する女性の中を侵食していると思うと、興奮がレフをさらに欲情させた。

 レフは唾液を多くまとわせると、わざといやらしい音を立て、リースと舌を絡ませる。

 薬の催淫効果なのか、先ほどまで抵抗を見せていたリースも、ねだる様に自ら舌を繋げに来る。

 お互いの舌を激しく求め合う、粘り気を帯びた水音が静かな部屋に響いた。

 絡めていた舌を解いたのはレフだった。
 唇を離すと唾液に塗れた唇が糸を引き、名残惜しそうにリースの唇と繋がって切れた。

(どうしよう……欲しい……、もっと……)

 唇に残った唾液を舌で舐めとると、リースは潤んだ瞳で訴えかけた。

 理性を失いつつある上司を見て、レフは小さく笑う。


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