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マスタード
第2章 想い出の店
優しく言った奏の指からは愛液が滴って、指と指の間には糸を引いていた。

そんなに濡れていたんだという恥ずかしさと痛くないように気遣ってくれた奏の優しさにリサは女の悦びを感じていた。

いよいよ来るかという時に奏は素早く枕元のカバンからコンドームを取り出した。
初めて見るコンドームが珍しくて、またセックスをしているんだという生々しさを感じてリサはまた興奮の渦に飲み込まれた。

「生でもいいよ・・・」

もしデキたらシングルマザーになってもいい、いや、むしろ奏の赤ちゃんを生みたいとリサは思っていた。

「ありがとう。でもちゃんと結婚できるまでは着けておきたいんだ」

結婚もできないのに赤ちゃんがデキてリサを傷つけるのは最低だと奏は思っていた。
結婚も考えてくれている、ちゃんと自分のことを大切に思ってくれている奏の気持ちがリサには嬉しかった。

また、ガマン汁でもデキることがあると教えてもらってリサは感心していた。そんな性知識もなかった。

生々しいコンドームを見て触って興奮しながらリサはそれを着けてあげた。

「行くよ」

ついにその時が来た。初めての体験にリサはまた出水が溢れてきていた。
愛液は潤滑油とはよく言ったものだ。いっぱい濡れているおかげで滑るようにスムーズにひとつになれた。

「痛くない?」

「全然痛くないよ。キモチいい。ありがとう」

奏がこんなにも自分のことを気遣って大切にしてくれているのが嬉しくてリサは奏にギュっとしがみついた。

リサが好きだ、愛している。そのすべてが欲しい。
色々と体位を変えながら奏は激しくリサを愛した。リサもまた夢中で奏のことを愛した。

「リサ、リサ、ああっ」

奏が喘ぎながら夢中でリサの名前を呼び続けている。中に入っているモノがビクビクと慌ただしくアバレている。
初めてのリサも、もう限界が近いことを感じていた。

「ああん、奏・・いいのよ、出して」

「ああっ、愛してる~、リサ~」

ついに奏はリサの中に大量の愛を注いだ。それは熱くて激しくて優しくてリサも心地よい絶頂を迎えていた。

「あっ、ああっ」

奏は最後の力を振りしぼってリサから雄を出した。温かくて優しくて、いつまでもリサの中にいたいけど、いっぱいの愛を放出したらしぼんでしまうから、リサの中にこぼしたら大変だ。

「はっ、はあはあ」
「ああっ、はあはあ」

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