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マスタード
第5章 抱擁
「愛美」
「奏」

ふたりはキスをしてしばらく裸のまま抱き合って余韻に浸っていた。

「終わった後もちゃんと愛してくれるのは奏ちゃんだけよ。嬉しい」と愛美は幸せそうな顔をした。

美海の父親も、陽葵の父親も、始める前は情熱的なのに終わるとさっさと服を着てタバコを吸ったりしたのを思い出した。

それでは、ヤるだけの道具にされているみたいで寂しかった。そういう経験しかなかったからセックスとはそういうものかと思っていたが、奏はちゃんと終わった後も愛してくれるから嬉しい。大切にされているんだと実感できる。

男というものはこういうところにも人間性が出るものだ。

「あ~あ、中出ししちゃったね。奏ちゃんいけないんだ~」と愛美はちょっと甘えた声を出して奏の乳首を指でなぞってみる。

「ああっ」

乳首にカイカンが走って奏は思わず喘いでしまう。
愛美はこの顔が大好きだ。

「閉経ってね、突然復活することもあるんだって。妊娠したら責任取ってよね」と愛美は冗談まじりに言った。

「その時は、この街に住んで漁師でも大工でもやるよ。一緒に暮らしていこう」

もし愛美との間に新しい生命が宿ったのならそれは嬉しいことである。心配なのは愛美が高齢出産になることと、不倫の挙げ句に子供を作ったとなれば今の仕事は続けられないし、離婚で慰謝料も請求されるだろう。いっそのこと全てを捨てて失踪して愛美や子供たちと生活していくのもいいかとも思った。

「きゃははは」

奏が真剣に考える様子を見て愛美は思わず吹き出した。

「バカね、冗談よ。すぐに本気にして奏ちゃんは真面目なんだから」

と笑ってはみせたけど愛美も同じことを考えていた。いろんな難関があるから、めでたく結婚とはいかないだろうけど、奏と一緒に暮らしていけたら幸せなことである。

「でも、いろいろと真剣に考えてくれてありがとう。奏ちゃんが、あたしたちのことを家族だと思ってくれているだけで嬉しい」

愛美は奏に唇を近づけた。奏も愛美の唇を吸って長いキスが続く。

「もう赤ちゃんはできないけどさ、奏ちゃんの愛をこの身に宿せるから嬉しい」

愛美はまるで妊活をした後の女性みたいに奏の愛がいっぱい注がれたお腹を愛しそうに撫でた。
赤ちゃんはできなくても奏の愛で満たされているから幸せだ。

「愛美・・」

そんな愛美がとても愛しくて奏は思いっきり抱きしめた。
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