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マスタード
第6章 幸せのタイムリミット
キャンプ場は車で1時間ぐらいのところにあって、近くには観光名所もいっぱいあるので、せっかくだから観光と聖地巡礼も楽しんで、車を貸してくれた石垣へのお土産もちゃんと買った。

お盆からはズレているのに夏休み期間だけあって観光地には多くの人がいた。
観光地で撮った写真は決して人には見せられないスマホやケイタイのヒミツのフォルダに格納された3人だけの大切な家族写真になった。

キャンプもとっても楽しかった。火を起こしたりバーベキューをしたりするのは陽葵には初めての経験なのでスゴく嬉しそうにしている。

泊まるところはコテージを借りてあったのでお風呂もベッドもあってちょっとしたホテルのようでもある。
ふたつ並んだベッドを見て愛美が後で欲しい合図を奏に送ると、奏がドキドキした顔をしたのが面白くて愛美はクスッと笑った。

夜も更けてきたので陽葵をお風呂に入れて寝かそうとすると陽葵がパパもママも一緒に入りたいと言い出した。

これは困ったと思ったのだが、陽葵があんまり嬉しそうに一緒にお風呂に入りたいと言うものだから、それには逆らえなかった。

万が一のことがあったらどうしようとビクビクしたが、特に何事もなくお風呂に入ることができた。
家族3人でいろいろなことを話しながら湯に浸かる混浴はホッとで幸せなひとときである。

お風呂から上がると陽葵はしばらく奏ちゃんパパに甘えるとお眠がきて力尽きたように眠りに就いた。とても幸せそうな寝顔である。

奏ちゃんパパが一晩ずっと一緒にいてお風呂に入れてもらったりするのが嬉しいみたいだった。

「お疲れ~、奏ちゃん。ずっと奏ちゃんパパだったから、あたしの奏ちゃんがやっと帰ってきた」

愛美は嬉しそうに奏と乾杯をした。

「陽葵の良いパパになってくれてありがとう。ここからはあたしとの大人の時間よ」

奏と愛美はキスをするとそのままベッドに入った。お風呂に入って寝るままの姿だからTシャツの下はノーブラで、キレイなおっぱいが露になった。

セックスも大事な営みだけど、その前や後にこうしてイチャイチャするのはとても幸せで大好きだ。

愛美は何かを確認するように奏の股間をまさぐって硬く大きくなっているモノを確かめるとクスクスと笑った。

「どうしたの?」

「こんなに硬く大きくなってるんだもん。さっきは美女ふたりの裸を見たのによく大きくならなかったわね」
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