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マスタード
第2章 想い出の店
おじちゃんは新しいビールを持ってきて、奏とリサに注いでくれると自分にも注いで乾杯をした。

お客さんたちも参加してきて乾杯は盛大なものになった。リサはこのお店でも人気の看板娘のようだ。

「今日は付き合ってくれてありがとうね」

たこ焼き屋さんを後にした奏は「愛」の近くまでリサを送っていく流れになった。自然な流れでリサが腕を組んできた。

海沿いの道を歩く。船や島の景色がステキで昼間は観光客で賑わうスポットだけど、夜になると誰もいない。夜の海もまた良い景色なのに。

一番景色がいいところで不意にリサは歩を止めた。
目を閉じて奏にしがみ付く。キスをおねだりしているのか・・。

丁度この頃に妻の憎しみの標的が奏に移り、関係は悪化していた。そんな時にこんなに自分のことを好きでいてくれるリサがいる。リサはとても可愛い。本気で好きになっていた。しかし、関係は悪化しているが自分にはまだ妻と幼い子供がいる。

「ごめん、ボクは・・・」

妻子がいるのを隠してリサとキスするなんてできない。キスしてからそれをカミングアウトするのは卑怯だし、何よりリサを傷つけなくない。

キスできないと伝えようとすると、リサは人差し指を奏の口に当てて「し~っ」とする。

「やっぱり奏ちゃんだ。優しいし誠実だし、大好きよ。でも、いいの。全部分かってるから。それでも奏ちゃんが欲しい」

リサは再び目を閉じてキスをおねだりする。

「好きだよ、リサ」

リサへの想いを堪えることはできずに奏はリサを抱き寄せると呼びすてにして唇を合わせた。

「わたしも奏ちゃんが好きよ」

今度はリサから唇を奪いにきて、深く吸い合って舌を絡ませる激しい大人のキス。この激しさはふたりの中に燃えている愛の炎のように情熱的である。

これが奏とリサの初めてのデート、そして初めてのキスだった。月明かりに照らされて波の音を聞きながらというロマンチックで幻想的なキスシーン。

キスをするとふたりは再び腕を組んで歩く。
歩いているとリサが突然クスクスと笑いだした。
どうしたのかと思っているとリサが「奏ちゃん、やっぱりあたしのこと欲しいんじゃん」と嬉しそうに言った。

舌を絡ませる激しいキスをしたから、奏の男の部品はリサを欲しがってしまっていた。


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