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第1章 小～中学生のとき

それから２年が経った。
僕は、中３になった。
この年の初め、僕に悲報が届いた。
いとこの姉ちゃんが、婚約したという…。

ただ、それは僕にはあまり衝撃的なものではなかった。
＜いとこの姉ちゃんは、オトコにだらしない淫乱だから、婚約していても他の男と平気で寝る＞
と思い込んでいたので。

僕は、来たるべき姉ちゃんとのスケベなセックスに備え、日々チンポを鍛錬していた。

さて、僕は、姉ちゃんの情報について、重大な誤解をしていた。
誤解というより、僕の認識がほとんど妄想に基づいているので、しかたないのである。

いとこの姉ちゃんカオリの正確な情報は、次のとおり。
　高卒２年目、２０歳
　Ｋカップ爆乳
　処女
　婚約相手とはお見合いの結果。政略結婚である。
　彼氏いない歴２０年
　好みの男子のタイプは、５つくらい年下
　阿呆なのは顔だけで、本当はそれほど知能は低くない、普通。
　オナニーは、したことがない。
　でも、性への興味はもちろん、ある。
　秘かに憧れている男子がいる。中３のときに一瞬会っただけで、その後、１度も会っていない。その男子に会いたくて会いたくて、たまらない。せめて顔だけでも見たいのだが、会う機会がない。その男子は親戚だが、親戚同士仲が悪くて会うこともままならない。