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豚便器奴隷カオルの調教日記
第3章 サイドストーリー ―起―
「奴隷に、人間以下の存在になるだったら、服も下着も要らないよな。」

この歳になって、もちろん処女だとは言わない。
でも、男の人の前で、自分から服を脱ぐという行為をしたことはない。
明るいところで、裸を見られたことも無い。

ましてや、玄関の土間で、自ら脱がされる、惨めさ。

それでも、雅也の眼と口調から、「無理」とか「恥ずかしい」とか、そういう言葉を発した瞬間に、出て行けと言われることは、直感で理解した。
また、この10日余り、ネットに溢れる奴隷や調教関係の情報からも、自分がどう振舞うべきかを理解していた。

それでも、黒のレースのブラジャーとパンティーだけになった後、体を丸めて、それ以上は動けなくなってしまった。
そんな薫に対して、もちろん雅也は容赦ない。

「おれは、まだ奴隷にするとは言っていない。」
「ちゃんと、性処理に使えるかどうか、検査をしてからだ。」
「ご主人様に、お前の雌の部分を、検査をしてもらうんだ。」
「下着もちゃんととるんだ。できないならここで終わりだ、出てけ。」
「絶対服従を誓ったのじゃないのか?」

矢継ぎ早に言われて、想像力の足らない覚悟しか持ち合わせていなかった薫は、早くも挫けそうになった。
優しかった雅也先輩はどこへ行ってしまったのだろうか。
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