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第5章 第５章　戦闘機パイロット引退まで

　前方のパネルがスタンバイ
　から
　○○○○（防衛機密）
　になる
　地上の整備員が車輪止めをはずし手を左右に振る
　意識は瞬間的に虎になる
　やってやる
　この国に侵入しようとしているヤツをとめてやる、と
　酸素マスクごしに無線で指示がはいる
　応援だそうだ
　先に他の基地からスクランブルであがっているのはＦ４ファントム
　正直、時代遅れの戦闘機
　それを応援してほしいという内容
　つまり相手は輸送機や偵察機などではなく戦闘機
　こちらは最新鋭のＦ１５
　頭の中からアドレナリンがでる。全身が暖かく熱くなる
　やってやる。この国を守る
　アフターバーナー全開で離陸する
　上昇時、自分の住んでいる部屋をみる
　電気がついていない。出かけたのか？
　後で戻ったら式の話をしよう・・・
　そして俺は高度１万メートルまでかけあがった